現代美術作家「児玉伸子」さん近年の活躍
h26年5月18日~6月7日 ポルトガル展にて優秀賞に選ばれました。
「橘の小島の先に」油彩、92×92
h26年8月6日 第14回日仏展 新エコールドパリ浮世絵賞を受賞 受賞式の模様
h26年10月4日~10月19日 トリエンナー レ東広島2014 郷土作家展で作品が紹介されました。
「花の宴」アクリル、油彩 1167x1167cm
h26年11月25日~12月2日 パリでミニ個展開催
写真は個展会場の様子多くの来場者が鑑賞
(第28回パリ国際サロン 個展部門寸評)
このアーティストの作品に特徴的なのは、まず豊潤で赤く輝く色彩、そしてゆったりとした動感が占める、形態の規則性である。他の要素によって隠され、覆われ、ぼかされ、時にはほとんど吸収された中に、我々は2つの顔を注視する、というよりはむしろ、漠然と識別する。その表情はしばしば風や鏡面効果によって取り除かれ、互いを探し合っているように見える。
流れ行く時を忌む作品とは相容れない絵画、または、ある感情を完全に静止させる記憶の絵画と言おうか。彼女の作品は詩情が迸り、野心的である。一方で彼女のインスピレーションは、日本の偉大な精神的、文化的潮流に根本的に基づいたものである。
社会福祉への活動
h26年3月1日 社会福祉法人壮健会「さくらの丘」特別養護老人ホームがオープンし、ホールに常設展示されました。
h27年4月1日 社会福祉法人朋友会「いこいの森」特別養護老人ホームオープン、作品が施設内に常設展示されました。写真中央の作品にLEDで花火のように照らし、外出できない利用者さんに花火大会の雰囲気を味わってもらったそうです。
h29年7月19日 少年院で絵を通して心のケアを10年間続けてこられました。「社会を明るくする運動」にあたり感謝状を広島矯生管区長さんより送られました。その時の受章の様子です。
第17回日本・フランス現代美術世界展で日仏賞を受賞されました。
第17回日本・フランス現代美術世界展入賞作品と授賞式の写真です。
日仏賞の受賞作品「母の面影 源氏物語ー胡蝶ーから」
作品について
源氏が引き取った幼女・玉鬘は、亡くなった母・夕顔に生き写しの容姿であった。男君は女君を葬送し、放心状態で落馬してしてしまうほど悲しみに襲われた日々を思い出した事でしょう。美しく、気品に満ち、優しい人柄は理想の女子像として書かれています。春の町では船遊びが催され、女童たちが舞う「胡蝶」は「まことの知らぬ国に来たらむ心地」と人々を魅了。
古典に登場する女性達の生き方を知り、自分の現在を問いながら表現活動に結びつけています。この作品を描いた頃から、源氏物語を中心に題材を得たいと思うようになりました。54帖の中から作中人物の心動かされる場面を描いていますが、出来れば物語の展開がみられるよう制作を続けたいと願っています。
8月28日~9月29日小谷郵便局で万葉集から「秋の七草」の絵が展示されました。
万葉集・山上憶良
秋の七草
「秋の野に 咲きたる花を
指折り(およびをり)
かき数ふれば
七種(ななくさ)の花
萩の花・尾花・葛花・なでしこが花
をみなえし・また藤袴・朝顔が花」